子供の日々はほとんど遊びでしめられ、その遊びになくてはならないお友達が【おもちゃ】です。
子供の時代にどんな遊びをしてすごすか、どんなおもちゃで遊ぶかが、その後の成長にとって大事なことです。
この数十年間で、プラスチックで出来ていて、乾電池を使ったり、スイッチ一つで、目まぐるしく動き回り、子供はただそれをみているだけというおもちゃがふえました。
樹木は、人間の歴史とともに、身の回りにあります。
100年生きた木が伐採後も、100年は呼吸するといわれるように、木は大変な生命力に満ちたものです。
人間にとって木の手ざわりはもっとも親しみやすいものであり、子供の心情にあったすぐれた材質の一つであります。
それで作ったおもちゃは長く使用することができます。時には、親子孫3代に渡って、使い続けられています。
木は成長する過程で、その地を変えることができません。風の強い地、日当たりの良い地・・・それぞれの地で成長します。
ぶなの木は、杉の木のように真っ直ぐに成長する木ではないので、反りや曲りが多くあまり使用されていませんでした。
しかし近年、その硬さや耐久性があって木肌が緻密でささくれが出にくく、繊維が通っているので家具の曲木やおもちゃなどに使用されています。
KOIDEは、素材としてぶなの木を中心に、流行に関係なくお子様により安全性と知育性の高い『木のおもちゃ』を一つひとつていねいに作り続けて行きたいと思っています。